ホンキの1kg

痩せる、とはどんな状態なのか

痩せたいと考え運動して食事を節制していたら、ちょっと体重が落ちた。やった痩せた、と喜んでいたら、数日したら元に戻ってしまった・・・

そんな経験をした人は多いと思います。私もありました。

その時、インストラクターさんから言われた言葉が印象に残っています。

体重よりも体脂肪に注目して

インストラクターさんは、こう言ったんです。

「それは体重が落ちただけで、痩せていなかったんですよ」

体重が落ちれば痩せたことになる、と思っていたので衝撃でした。

でもその後、説明を聞いてなるほどと思ったものです。

 

痩せた状態というのは、服のサイズが落ちることだと思います。

全体的に脂肪が落ちて、身体のあちこちのサイズが落ちれば「痩せた」と言っていいのですが、体重が落ちただけでは何が減ったのかは分かりません。

体重とは身体を構成しているものの総重量です。身体を構成しているのは脂肪、水分、骨、筋肉、臓器など。短期間に増減するのは脂肪ではなく、水分であることがほとんどです。

脂肪は1gで約7kcalのエネルギーになります。

体重を1kg減らすためには、どんな運動がどのくらい必要かという記事にも書きましたが、脂肪を1kg消費するためには7200kcalの消費が必要です。

仮に、運動をせず絶食して脂肪を1kg減らそうとすると、3日以上完全に絶食しなければなりません。

脂肪は簡単には落ちないのです。

 

体重が増えない飲食物、増える飲食物

水分の出入りで体重が変わる、というのは当たり前のことなのですが、なぜか忘れがちになってしまいます。

水分で体重が増えることと、食べたもので脂肪が増えるメカニズムは違うので、その点を理解しておく必要があります。

たとえば、水を1リットル飲めば体重は1kg増えます。しかし水は脂肪には変わらないので、いずれ代謝されて身体から出ていき、体重は戻ります。

 

一方、ショートケーキをひとつ食べるとします。軽いスポンジケーキとホイップクリーム、フルーツで作られたショートケーキは、重量が300g程度ですから、食べても体重は300g増えるだけ、のはずです。

しかしショートケーキの材料には脂質、糖質など、脂肪に変換されるエネルギーが300から400kcal含まれています。これらは体内で変換され、使われなければそのまま脂肪として身体に蓄積されます。

つまり「太る」わけですね。

食べ過ぎてもすぐには体重が増えないので、安心していたらある日ポンと増えてしまい、なかなか戻らなくなる・・・というのは、増えたのが脂肪だからです。

このように、「痩せる」ことと「体重が減る」ことは、連動しているようで別のことであると知っておくことが、確実に痩せるためには必要だと思います。

 

では痩せるとはどういう状態か。繰り返しますが単に「体重が落ちる」ことではなく、体脂肪とサイズが落ちることです。

運動して筋肉がつき、脂肪が減ると体脂肪は落ちていきます。同時に、身体のサイズも落ちていきます。

そうなって初めて「痩せた」といえるのです。

毎日の体重の増減に惑わされないようにしたいものです。

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