ホンキの1kg

食べ過ぎを心配するより、活動量を増やそう

欧米型の食生活が習慣になってから、現代人には肥満が増えたという話を聞くことがあります。

確かに、野菜や魚が食生活の中心だったころと比べると、現代では脂質や油脂の多い食事をたっぷり食べることが多いですから、信憑性がありそう。

でも、1980年代頃と比べると、2000年頃の平均摂取カロリーはむしろ減っているそうです。

食べてないのに太ってる。どうして?

つまり食べる量が減っているわけですが、それに反して肥満率は年々増えています。

不思議なことですね。

実は心配するべきなのは、食べ過ぎよりも運動不足のほうなんです。

 

運動不足というと、スポーツをしていない、という風に考えがちですが、そうではなく毎日の生活の中で、身体を動かす機会が減っている、ということなんですよね。

農耕民族だった日本人は、昔は生活そのものが労働でした。水を汲むにも、お湯を沸かすにも、山や川へ行くことから始めなくてはなりませんでした。

毎日の活動量が、とんでもなく多かったため、よほど裕福な商人でもない限り、ふくふくと太っている人はいなかったのです。

 

趣味の運動ではなく、生活の動きが減っている

そこまで昔の話でなくても、1970年代までの生まれの人は、生活の中で体をもっと動かしていた、という思い出があるのではないでしょうか。

日々の買い物にしても、商店街をぐるりと歩いて必要なものを買い、両手に荷物を下げて帰ってきたものです。

しかし今は、ネットで注文すれば玄関先まで運んでくれます。机の前から動かずに、欲しいものを買うことが出来るのです。

洗濯ものだって、今は乾燥機が乾かしてくれます。かがんだり伸び上がったりして、干したり取り込んだりすることが少なくなりました。

日々の活動は、せいぜい家から会社へ行くまでの道のりを歩くことくらいだったりします。

 

身体のために、週に何回か30分ほどの運動をしているとしても、日々の生活で全く身体を動かしていなければ、エネルギーの消費量が少ないのは当然ですよね。

そういった生活環境の変化により、現代人は肥満になりやすくなっているのです。

 

生活の中で、意識して身体を動かす工夫を

しかし、そうはいっても会社を辞めて農作業に従事するわけにもいきません。

生活の中で活動量を増やすには、地道ですが出来るだけ歩くのが一番てっとり早いと思います。

通勤で使う駅を変えて、一駅分歩く。エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う。

ちょっとしたことですが、体を動かすと血行が良くなり、気分も良くなることが多いのでおすすめです。

 

また、歩くほかにすぐに出来るのが呼吸法です。

一時期、深く長い呼吸をするだけで痩せる、というダイエットが流行しました。面白がってやってみた人も多くいると思います。

呼吸法はピラティスなど体幹を鍛える運動でも重視されており、内臓を刺激して深部の筋肉を働かせる作用があります。

痩せるためには激しい運動が必要なはず、という思い込みから、呼吸法なんかで痩せられるわけはない、と考える人もいます。

しかし長く運動する時間を確保するより、手軽に出来て続けやすく、実は効果も感じやすい方法のひとつなのです。

ドローイングと呼ばれる、呼吸を利用したダイエット法は、特に運動時間を作るのが難しい現代人に合っている方法だと思います。

ドローイングは女性より、筋肉量が多い男性に合っている方法です。

関連した書籍や動画もすぐに見つかりますから、ぜひ試してみるといいと思います。

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