ホンキの1kg

太る体質って遺伝なの?

家族の中で、自分一人が太っているという人は少ないと聞いたことがあります。

一緒に暮らしていると、食生活や生活習慣が似ますし、血縁者であれば体質や食べ物の好みも似ていることが多いので、なるほどそうかも、と思える話です。

でも、「太る体質」というのは、本当にあるのでしょうか。

太る体質だから、人より努力しても痩せない・・・と悩んでいる人もいるかもしれません。

でも本当に体質のせいなのかどうか、諦める前にもう一度考えてみるのも大切ですね。

遺伝的肥満と、生活習慣的肥満がある

人間の体には、褐色脂肪細胞というものがあります。脂肪細胞と名前がついているのですが、エネルギーを消費し、体温を上げる役割を果たしている細胞です。

ヒトには、常に一定の状態を保とうとする恒常性機能というものがありますが、褐色脂肪細胞も、その機能のひとつを担っています。

恒温状態を保つように、体温が下がりすぎないように働くのが、褐色脂肪細胞です。

日本人は四季の豊かな土地に住んでいるため、気温差の激しい大陸に暮らす欧米人に比べ、この褐色脂肪細胞が少ないと言われています。

そういった情報は遺伝子により伝わっていくので、その意味では欧米人に比べ太りやすい体質と言えるのかもしれません。ですから、太る体質って本当にあるのかと考えると、あるということになりますね。

 

遺伝よりも習慣による肥満の方が多い

でも、「欧米人の方が太っている人が多いのでは?」と思う人もいると思います。

欧米人の肥満の場合、遺伝的肥満よりも生活習慣的肥満の方が多いのです。

どの国の人もそう、というわけではありませんが、肥満の多い国の食生活は、あまり健康的ではないことが多いですね。糖質と脂質を摂りすぎていたり、砂糖のたくさん入ったカロリーの高い飲料を飲んでいたり。

そういった生活をやめ、運動をするようになると、たちまち肥満が解消されるのもまた、欧米の人の特徴でもあります。

 

私たち日本人の場合、褐色細胞が少ないため、積極的に活性化させることで太りやすい体質から脱却をはかることができます。

もちろん、個人差がありますから一概にはいえないのですが、筋肉などと同じく、訓練することで体質を変化させることはできます。

長い時間かかりますが、ずっと健康でいようと思うなら、試してみる価値はあると思います。

 

褐色細胞は首のまわり、肩甲骨の周囲、わきの下などに多く配置されているため、その周囲を冷やし、体熱を発生させるように仕向けます。そうすると、褐色細胞の働きが活発になるというわけです。

てっとり早いのは、プールなどに入ることです。水に入ると、どんどん体温が奪われるため、身体は一定の体温を保とうとして体熱をあげます。

水の中で体を動かすと、浮力の働きで、地上よりも軽い力で大きなエネルギーを消化することもできます。

泳げなくても、水の中を歩くなどして、エネルギー消費を促しつつ、褐色脂肪細胞を活性化させることを考えると、太る体質とサヨナラできるかもしれません。

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